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イスカンダル最新情報Property Investment Column

イスカンダル投資最新情報 Vol.15 ~越境問題とイスカンダル計画への影響について~

2014年3月25日

皆様こんにちは。 毎日シンガポールへ通勤する者にとって、大変困ったニュースが飛び込んで来ました。
本日はその件について話をしたいと思います。

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●マレーシア・シンガポール間の越境

ここ最近、シンガポールのチェックポイントが大騒ぎで、混雑が激しくなっています。

陸路でシンガポール・マレーシアをつなぐチェックポイントは2ヶ所あり、コーズウェイまたはウッドランドの呼び名が一般的な旧来のチェックポイントと、1998年に開通したセカンドリンクがあります。
コーズウェイの方は一般的に日中・夜間でも混んでいますが、セカンドリンクは通行費がコーズウェイに比べて高い為、比較的空いています。

さて、この混んでいるコーズウェイ側のチェックポイントですが、この2ヶ月程度の期間に2度も突破される、という事態を起ったのです。


●国境審査って何?

まず、簡単に国境審査とはどういったことか、というのを話しますと、よく「CIQ」と略される様に、Custom(税関)、Immigration(出入国管理、「イミグレ」と略されることが多いです)、Quarantine(検疫)の3点セットです。海外に行かれる方はイメージしやすいかと思います。
一般的には、検疫のお世話になることはまずなく、ほとんどの方は「国境審査」と言えば「イミグレ」または「イミグレ+税関」というイメージがあるかと思います。およそどこの国境も似たようなものとは思いますが、一般的にこの審査の順番はイミグレ→税関といった順番です。


●事件の概要

さて、問題の突破ですが、1回目は1月17日、マレーシア人の女性が起こしています。こちらの方は過去に精神疾患を患ったことがあるようです。この方はウッドランズのCIQを、前の車の後ろにぴったりくっついて走ることでイミグレを突破、そのままイミグレの係員が2分ほど警報を鳴らなかった為、税関まで突破してしまったということです。3日後の1月20日に逮捕されたとのことでした。

この時は、旧正月前の混雑で捕まえきれなかったのかと考えていました。
そして続く3月8日に再度似たような事態が起こります。

こちらの方は、イミグレは通常通り抜けた後、税関チェックの際に突如逃走を図ったそうです。今回についてはすぐに職員が気付き、警報を発したことでこの方の車にダメージを与えることに成功したそうです。しかしながらこの方は逃走を継続、事件から約5時間20分後に逮捕となった、ということです。どうもこの方は麻薬を持ち込もうとしていたようで、シンガポールでは麻薬の持ち込みは極刑となる重罪です。この方の他に4人の協力者がいた模様です。


●イスカンダル計画への影響

さて、今回の件ですが、私は、イスカンダル計画に大きな影響を与えかねないのではないかと考えています。

イスカンダル計画の成功に重要なポイントとしては、以下2点が大きなものだと思います。

   ・ジョホールがどれだけの企業・住民・教育施設・病院・レジャー施設などを誘致出来るか
      (=ジョホール単独で成り立つようになるか)
   ・マレーシアとシンガポールがどれだけ協力できるか


一見矛盾しているようにも見えますが、現地にいるとそのようには感じません。
今回の件はこのうち後者に大きく関わって来るものだと考えます。


●ヨーロッパのシェンゲン条約に学ぶ

皆さん、ヨーロッパンの『シェンゲン条約』というものをご存知でしょうか?以前こちらのコラムでも言及致しましたが、簡単に説明しますと、ヨーロッパで発効している条約で「加盟国間の移動は国内移動と同じものと見なす」というものです。これはEU加盟国と同じというわけではなく、例えばEU加盟国のイギリスはこの条約には参加していませんし、逆にEU非加盟国のスイスなどはこの条約には加盟しています。

しかしながら、隣県に行くように隣国へ行けることの効果というのはどれ位でしょうか。自分の経験から、シンガポールとマレーシアの間の行き来の時間は、まるで混んでいなくても、全く停車せず走りきれた場合と比べれば5分~10分程度は違うだろうと感じています。これが現在、シンガポール側での審査の強化の為、朝の通勤時間で今までより30分~1時間以上もかかる事態となっています。当然物流その他全てにおいて大ダメージとなっているものと考えます。

ここの国境審査がなくなれば、マレーシアからシンガポールへ通おうとする人もより増えるというのは疑問の余地が無いと考えています。そうなれば、特に開発の進み、セカンドリンクにも近いB地区の不動産価格は値上がりする、と考えるのも当然です。

ちなみに旧来の中心街A地区では、元々東西及び北からの流れが一気に集まってくるボトルネックの為、国境の通過は容易になったとしても橋に辿り着くまでが混雑するものと想像します。とはいえ、やはりシンガポールへの行き来が容易になることで、A地区の物件も値上がりはするのではと考えています。


●今後のスキーム

どうもこの件については色々話がなされている様なのですが、現状まだ具体的に発表できる状態ではない模様です。
しかしながら、イスカンダル計画の成功を最終的な目標とすると、考えられるのは3点かと思います。

1.国境審査の容易化
これが1番ありえそうな選択肢かとは考えています。今よりもスピーディーに国境を抜けられるようにすること。これだけを考えたスキームを採用する、というものです。しかし審査がある以上、渋滞は不可避と考えています。

2.イスカンダル計画地域についてはシンガポールと同様の扱いとする。
大雑把に言ってしまえば、現在のジョホール+シンガポールで、拡大シンガポールの様な形でCIQを設ける、というものです。ジョホール州と他州の間には2本と言わず大量の道がありますから、混雑も分散されるものと考えます。但し、これはマレーシア国内に新たに国境を設けるようなもので、マレーシア国内の発展には逆に阻害要因となるのでは、と考えています。

3.西マレーシアとシンガポールを1つの地域として扱う
実は、マレーシアは、西マレーシア(マレー半島部)と東マレーシア(ボルネオ島北部を中心とする島嶼部)の間では、たとえマレーシア国民であっても往来にはパスポートが必要な状況です。であれば、わざわざマレーシア国内に国境をもう1つ設ける様な形にするのではなく、少なくともマレー半島及びシンガポール島についてはシンガポール独立以前の様な形に戻す、というものです。これについては、恐らく現マレーシア側の入国審査の方が緩いものになりそうな予感がしますので、どれだけマレーシア側がシンガポールのレベルに近い入国審査をしてくれるか、がポイントになるのではと考えています。

ここの国境審査がなくなれば、マレーシアからシンガポールへ通おうとする人もより増えるというのは疑問の余地が無いと考えています。そうなれば、特に開発の進み、セカンドリンクにも近いB地区の不動産価格は値上がりする、と考えるのも当然です。



どれも一長一短があり、どの方向で行くのか、また全く違う方向で解決策を見出すのか、正直なところまったく予測がつかない部分ではあります。前述の様に、イスカンダル計画成功へのポイントは大きく2つになるかと考えていますが、この解決はそのうち1つの鍵を握っていると思います。歴史的な軋轢が両国間にも存在しているとのことですが、これを乗り越え、お互いにとって最大限の成功をもたらす方策を採って欲しいと考えています。



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では、次回もお楽しみに!


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