本日は、前回のメディニ地区の現況に引き続き、イスカンダルの新しい免税特区についてお届けしたいと思います。
【 新しい免税特区 】
イスカンダル地区に用意されている免税特区は、メディニ地区だけではありません。
新しい免税特区が出来るという話に移りたいと思います。
免税特区として名を連ねるのは3ヵ所、ダンガベイ、パインウッドスタジオ、ヴァンテージベイとなります。
これら3地区の免税はメディニのものとは少々趣が異なります。それぞれのエリアに免税となる「特定のプロジェクト内容」が決められているのです。
外国人の不動産購入価格などは通常のエリアと同じですので、つまり「企業向け免税特区」と言えるでしょう。
その特定のプロジェクトとは以下の通りです。
●ダンガベイ…観光、新規のホテル・コンベンションセンター・リゾート施設の開発、
既存のホテルの3つ星ステータスとなる為の拡張及びアップグレード
●パインウッド…クリエイティブ、パインウッドスタジオを使うあらゆる映像作成会社
●ヴァンテージベイ…医療
こうしたプロジェクトをこれらの地区で行う場合には、メディニと同じ様に免税等の恩恵を10年間受けられます。
さて、ここでイスカンダルが重点を置く6つのセクターを再度思い出してみますと、「クリエイティブ」「教育」「金融」「医療」「物流」「観光」でした。
今回の新規免税特区に関して見事に重複します。
●クリエイティブ…パインウッド
●教育…EduCity
●金融…メディニ(メディニ地区には金融エリアを設けられます)
●医療…ヴァンテージベイ
●物流…タンジュン・プルパス港、パシール・グダン港、セナイ空港
●観光…ダンガベイ
また、免税特区ではありませんが、教育ハブとしてEduCity(B地区内)、物流に関しては自由貿易区域が設けられているタンジュン・プルパス港(=PTP、C地区)、
及びパシール・グダン港のあるD地区、セナイ空港のあるE地区があり、
まさに目的に沿ってプロジェクトを集合させ、その目的を達成しようとしていることが読み取れると思います。
その1つの結果が、前述の華為の進出ではないでしょうか。
この華為の決定については非常に正しいものと考えていますし、今後華為に続いてより多くの企業が進出する可能性も高いと考えています。
繰り返しになりますが、この流れが定着すれば、「企業進出」⇒「雇用増加」⇒「不動産・賃貸価格上昇」という結果は自明のことと考えます。
実際にヌサジャヤテックパークの様な工業団地も増えてきています。
今後は「どういった企業がイスカンダル地区に進出してくるのか」といった視点でも注目していく必要があるでしょう。
では、また次回もお楽しみに。
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