いま、ジョホール州南部イスカンダル・マレーシアが
東南アジア地域のデータハブになりつつあると話題になっています!
英系ブロードグループ・コンサルティングも報告書でそのように発表しており、
スティーブ・ウォレッジ社長は、「現在、データビジネスに関してはシンガポールが最大の市場だが、
企業や投資家は他国にも目を向けている」と指摘しています。
とくに、「ジョホール州にはシンガポールと近いという地の利や土地が豊富といった魅力がある」
という見解も示しているのです!
もともとマレーシアは、このイスカンダルの計画に加え、
IT都市サイバージャヤにもデータセンターが集まっており、
クラウドやコンテンツサービスに関しては東南アジア地域のハブになる体制が整っているのも特徴的です。
なんと、マレーシアの2014年のクラウドサービスやデータセンター業界の売上高は、
2013年のRM630万から26%増のRM795万を記録しているのです!
マレーシアのマルチメディア省では、これを2015年までに
さらに15%成長させることを目標としています。
この業界の今後の成長を担うとされているのが、
ジョホール州クライジャヤに開発されている「スデナク(Sedenak)」です。
イスカンダル・マレーシアの新しいデータハブ拠点として注目されており、
クラウドデーターセンターに相応しい高度なインフラが準備されているのが最大の魅力です。
約700エーカーもの広大な敷地面積に、
ローカル及びグローバルの各データセンター企業誘致を目指しており、
アメリカ最大手のマイクロソフト社が
この「スデナク」でデータセンター事業を計画しているというニュースは
以前このコラムでもお伝えした通りです。
▽マイクロソフト社データセンター事業に関する過去記事
http://whitebay-capital.com/column/20141114.php
マイクロソフト社の投資計画については、ジョホール州首相が昨年11月に明らかにしており、
50億~60億リンギ(約1,640億8,190万~1,968億9,825万円)を投じ、
ジョホール州クライジャヤでデータセンターを設立する予定となっています。
マイクロソフト社は、この3月25日にナジブ首相を迎えての調印式を予定していましたが、
都合により延期され、7月~12月に再度調整されるのではないかとされています。
この大規模な投資により、イスカンダル計画の勢いが増すのはもちろんのこと、
マレーシアのデータハブ化がさらに進むことは確実でしょう!
アジアのデータハブとしての新たなマレーシアの一面に、これからも目が離せません!
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