マレーシアのナジブ首相とシンガポールのリー・シェンロン首相は今月16日、シンガポールにて首脳会談を実施。
高速輸送システム(RTS)の協定を締結しました!
また、クアラルンプールとシンガポールを結ぶ高速鉄道(HSR)についても2026年の開通に向け協力体制を確認しました!
RTSは、2024年までの開通を目指し、1時間あたりに片道1万人を輸送できるようになります!
現在ウッドランズとジョホールバルを結ぶシャトル列車「シャトル・トゥブラウ」がありますが、こちらの輸送人数は300人。
RTSが開通すればこれを大幅に拡大することができます!
マレーシア-シンガポール間では両国を結ぶ2本の橋で毎日約40万人が往来しているとのこと。
朝夕の通勤時間帯には大渋滞が発生することが問題となっています。
ISEASユソフ・イシャク研究所のフランシス・ハッチンソン上級研究員は「シンガポール北部の工場で働く多くのマレーシアの労働者にとって通勤時間が短くなる恩恵は大きい」としています。
近年に入り、両首脳は毎年のように会談を重ねており、その関係性はこれまで以上に親密さを増しています。
マハティール、リー・クアンユー両元首相時代は、両国はライバルとして張り合っていた関係で、その当時は現在のような協力体制が整いにくい状況でした。
今回の会談では、シンガポールの金融街の大型複合ビルなどの開業式典にも両首脳が立ち会い、その親密度はこれまで以上に増しているとの見方もあります。
これまでなかなか合意に至らず、期間の延長が繰り返されていた両計画ですが、今回の協定の締結により、建設はより一層進むと予想されます!
RTSとHSRの開通は、シンガポール-ジョホール間の人の往来が増えることによる経済効果も大きくなることが期待されます!
今後もその周辺の動向に注目です!
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