ジョホール州のイブラヒム・イスカンダル王(スルタン)が、今月1日、がんの専門治療施設である
「トゥンク・ラクサマナ・ジョホールがんセンター (TLJCC)」の概要を発表しました!
立地は、セナイ国際空港から車で約25分、マレーシア-シンガポール間のセカンドリンクから25分、コーズウェイから約40分の距離に位置し、
高級住宅地であるHorizon Hills(ホライゾンヒルズ)の近くに建設されます。
建設は今年の第3四半期より開始し、総面積は14,000平方メートルで、2020年末には開業予定とのこと!
第1フェーズでは、総工費約3億リンギットをかけて、年間7,000人ものがん患者の治療ができる施設の建設を予定。
第2フェーズでは、シャリーア(イスラム法)に準拠した女性患者専用施設、高度医療診断の研究施設および小売店モールの併設を見込むとのこと。
運営は民間に委託し、医療サービスを手掛けるシンガポールのアジアン・アメリカン・メディカル・グループ(AAMG)との協業となる見込みです。
イブラヒム・イスカンダル王は第4王子であるテンク・アブドル・ジャリル・スルタン・イブラヒム王子を
2015年に肝臓がんで亡くされており、これまでにも資金面の支援や基金の立ち上げに協力されています。
同王子は、闘病中も他のがん患者、特に低所得層の患者について、常に気遣っていたとのこと。
イスカンダル王は、「彼の遺志を継ぎ、今後もできる限り多くの人々に支援と支援を提供するよう最善を尽くす」と涙ながらに述べ、TLJCCの設立に協力していく方針を示しました。
医療ツーリズムでも注目を集めるイスカンダル計画。
質の高い医療技術とその安価な治療費用にも強みがあり、今後も発展に注目です!
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